拷問は絶対にダメ?



今日はクリスマス休暇の時に家族で鑑賞した
テレビ番組がテーマです。
タイトルは 「Feinde(敵)」。

ドイツで実際にあった 「Metzler 誘拐事件」を
ベースに Ferdinand von Schirach という
法律家でもある作家が書いた原作をもとに作られた
ドラマで,テーマはズバリ「拷問」。

どういうことかというと

誘拐されて行方が分からない子供の命を
救助するという名目のもとに 子供の居場所を
明らかにしない犯人と推察される容疑者に対して 
拷問を加えてその居場所を白状させるということが
許されるかどうか,という問題を提起したドラマです。

実際のメッツラーの誘拐事件とは 若干
内容が異なりましたが, ドラマを見た者には
メッツラー誘拐事件が思い起こされる程度の酷似性は
ありました。

大きな違いは,メッツラー事件では実際に拷問は
行われず,ただ拷問をするという脅迫操作で終わった
のに対し,ドラマでは担当の刑事が実際に拷問を
加えて子供の 隠匿所をさせました。
最終的には両ケースとも子供は死亡。

これだけだったら普通のドラマだったのですが,
実は放映と同時間に 別の国営放送でこのドラマを
別の観点から放映していたのです。
つまり私が見たのは,刑事の立場から事件を解決
しようとするストーリーだったのが,別の放送局では
容疑者である被告の弁護にあたった弁護士の立場から
このストーリーを展開していくと言う構成でした。

自分にとっては目新しい企画だったので大いに
期待をした部分もありましたが,結果的に見て
ちょっとツメの部分で甘い気がしました。

単純に考えて, これほど大きな問題の詳細部分を
しかも二つの観点から突き詰めていくということは
並大抵の難易度ではないはずで,このドラマでは
そこら辺のツメの部分に厳しい批判をすることは控えて
テーマの拷問による自白の強要が社会的、倫理的に
絶対悪なのかどうかを考えてみたいと思います。(続く)

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